GE Smart Mail vol.129


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 心筋SPECT収集・処理
 【事例1:QGS/QPSで自動輪郭抽出がうまくいかない場合の対処方法】

下壁の集積低下、消化管の高集積等により、QGS/QPSの自動輪郭抽出が上手くいかない場合があります。

下記手順に従い、Manual処理を行って下さい。


1、左上部の Manual ボタンを選択します。
2、必要に応じて Zoom を変更して下さい。
3、SA画像で左心室中心を合わせます。
4、LA画像で中心線の心尖部、心基部を合わせます。
  LA画像で回りの黄色の線を心筋に合わせ、マスクします。
5、Process ボタンを選択します。
6、上手く輪郭抽出が行えなかった場合、Mask, Constrain ボタンを選択し、再度Processボタンを選択します。

※Stress, Restデータがある場合、各々のデータに対して上記処理を行って下さい。

 【事例2:不整脈等により、心電波形がうまく取られない場合の対処方法】

Case1. 心電波形が取れない
⇒ 電極を貼り直して位置を変えて下さい。(特にLL)

Case2. 不整脈の患者様
⇒ Window幅を拡げて収集して下さい。不整脈が酷い場合は非同期収集も検討して下さい。

Case3. 2段脈の患者様
⇒ Window幅を拡げて収集するかAuto-trackingをOffにして一方のピークのみで収集して下さい。

Case4. ペースメーカーの患者様
⇒次の手順に従い、Pacer detect機能をOnにして下さい。
※ IVY3000シリーズの場合

<ペースメーカー検出機能有効化手順>
1、メインメニューの設定[SETUP]キーを押します。
2、[ECG]キーを押し、次にペーサーの選択、 [PACER DETECT]キーを選択してペーサー検知の有効/無効を切り替えます。

※ ペースメーカーが検知されると、ハートシンボルのPが点滅し始めます。
※ ペーサー検知サーキットが作動していない場合には、メッセージ ”PACER DETECT DISABLED(ペーサー検知が無効です)”が表示されます。


 【事例3:右胸心の患者様データの処理方法】

※データ収集は、通常通り患者様の正面から収集開始、回転方向をCW方向に変更して行います。

下記手順に従い、処理を行って下さい。


1、右胸心処理用のクローンアイコンを作成します。
2、カスタマイズ ⇒ Data Validation ⇒ Patient Position を “Show Verification dialog (Always)”に変更します。
3、起動時にDialogが表示されるので、実際の収集ポジション(FFS)と反対の、HFPを選択します。
4、Mask ROIの位置に注意して設定し、後は通常通りにリフォーマット処理を行います。
※CT一体型装置の場合は、収集時の Patient Position を ”HFP” に変更して下さい。

薬事情報

 
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