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 Signa甲子園2016 報告

 

入口

2016年12月17日(土)、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)の先進的な撮像技術の工夫の共有を通じて、MRI診断の質の向上を図る「Signa甲子園2016」(MR Signaユーザーズミーティング・全国大会)を開催しました。

MRI 画像の質は、撮像を担当する診療放射線技師や臨床検査技師のテクニックに依存する面が大きいことから、GEヘルスケア・ジャパンでは、GE製のMRIユーザーがそれぞれの撮像技術の創意工夫などの情報交換を行う「Signaユーザーズミーティング(UM)」を全国各地で開催しています。また、技師同士のさらなる交流を図り、ユーザーの皆様に先進的な撮像技術を習得していただけるよう、2005年より、ユーザーズミーティングの全国大会である「Signa甲子園」を実施しています。

実行委員、会場内

12回目となる今回の「Signa甲子園2016」では、約180名の全国のGE MRIユーザーの出席のもと、全国各地のUMから選出された10名の代表が、コンテスト形式で実際の臨床にすぐに応用できるアイデアの数々を発表しました。
会場にいる参加者全員による採点の結果、最優秀の金賞には、神奈川UM代表、川崎幸病院の中孝文先生による「small-FOV SSFSE」が選ばれました。

日時: 2016 年12月17日(土)15:00 ~ 19:30
会場: TKPガーデンシティ横浜
主催: GEヘルスケア・ジャパン株式会社
企画・運営: Signa甲子園2016実行委員会
実行委員長: 福井県立病院 村中良之先生
スケジュール: ・全国コンテスト(全国10代表が発表)
  ・MRI最新技術紹介
  ・Signa Master選手権(GEのMRIに関するクイズ)
  ・表彰式

 

 Signa甲子園2016開催報告

Signa甲子園2016は12月17日(土)、TKPガーデンシティ横浜にて約180名のGE MRIユーザーの参加のもと開催されました。今年は全国の21UMが予選に参加。その中から、Signa甲子園実行委員会の厳正な審査のもと、10名の代表が選抜されました。当日はこの10名の代表が、実際の臨床にすぐに応用できるアイデアの数々を発表しました。
発表終了後、各UMの審査員および会場の参加者が、「画質」・「創意工夫」・「臨床的実用性」を総合的に評価し、以下の通り3名の入賞者および特別賞受賞者が決定しました。

 

金賞:神奈川UM 川崎幸病院 中 孝文先生
中先生
発表演題:「small-FOV SSFSE」
発表要旨:体幹部のT2強調画像の撮像において、SSFSE (Single Shot FSE) 法で従来よりも撮像視野(FOV)を絞った、より高分解能な撮像を行うためのアイデアが発表されました。

 

銀賞:千葉UM 千葉県こども病院 小野 浩二郎先生
小野先生
発表演題:「Perfect な SHINKEI 描出への挑戦… -PROPELLER法で腕神経叢-」
発表要旨:従来の撮像方法では困難だった腕神経叢の描出について、PROPELLER法にて撮像条件を工夫することで良好な画像を得ることができるというアイデアが発表されました。

 

銅賞:埼玉UM 三郷中央総合病院 木下 友都先生
木下先生
発表演題:「3D-short TR FRFSEによる濃縮胆汁の描出改善法」
発表要旨:MRCP撮像において、濃縮胆汁の場合でも撮像条件を工夫することで、短時間で高画質な画像を得ることができるというアイデアが発表されました。

 

特別賞-GE Application Selection賞:千葉UM 千葉県こども病院 小野 浩二郎先生
小野先生
弊社MRアプリケーショングループメンバーが本大会審査員と同じ基準で最優秀演題を選出しました。小野浩二郎先生は銀賞とのダブル受賞です。

 

表彰式では、今回の「Signa甲子園2016」で実行委員長を務めた福井UM 福井県立病院 村中良之先生から入賞者に楯の贈呈が行われました。

先生方

Signa甲子園の大きな特長のひとつとして、全国のMRユーザーの交流を深められことがあげられます。毎年、大会では全国様々なUMでの情報交換を含め、ユーザー同士の親交が深められています。普段はなかなか機会の少ないこうした場は、他の技師のテクニックや工夫を習得し、自身の撮像技術を高められる場として好評を得ています。また、もう一つの特長として、発表されたアイデアが大会後にMRユーザーの各施設ですぐに活用できることがあります。発表された内容はGE MRIユーザーのコミュニティーサイトである『Signa・る』*で公開されます。このWebサイトで発表の様子が確認できるため、多くのMRIユーザーがさまざまなアイデアを臨床検査で活用できます。今年の発表スライドについては、年内に公開予定です。尚、この「Signa・る」は開設後12年で、約3,000名のユーザー登録を獲得しています。

 * Signa・る:https://gecommunity.on.arena.ne.jp/signa-l_entrance/index.html
Signaる

当社ではこのようなUMの開催を、MRIのみならず、CTやPET、核医学装置、超音波診断装置など他の製品群にまで拡大しているほか、開催地域を国内だけでなく世界各国に広げています。
また最先端の技術開発に努め、時代のニーズに合った製品を市場に投入していくとともに、複雑高度化する診断装置の性能をフルに引き出してもらえるよう、ユーザーの方々のアイデアや工夫も共有しながら、顧客サポートにより一層注力していきます。

Signa甲子園2016の発表演題と発表者(UM : User’s Meeting)
UM名 演題名 所属名 演者名(敬称略)
北海道UM T1だってPROPELLER 手稲渓仁会病院 増山 研
青森UM 3D-DIR like image 弘前大学医学部付属病院 大湯 和彦
千葉UM Perfect な SHINKEI 描出への挑戦…
-PROPELLER法で腕神経叢-
千葉県こども病院 小野 浩二郎
埼玉UM 3D-short TR FRFSEによる
濃縮胆汁の描出改善法
三郷中央総合病院 木下 友都
東京UM MR Neurography by spiral scan 順天堂大学医学部付属練馬病院 伊藤 憲之
神奈川UM small-FOV SSFSE 社会医療法人財団 石心会 川崎幸病 中 孝文
静岡UM 割って、貼って、くっつけて
~息止めMRCPの挑戦~
静岡済生会総合病院 山崎 敬之
富山UM Double IR (DIR)のようなイメージを得たい 砺波総合病院 山下 真紀子
神戸UM Thick-sliced 3D Cube-FLAIR 兵庫県立がんセンター 重永 裕
北九州UM 欲張らないで!肩関節は半分でいいの 国家公務員共済組合連合会 新別府病院 加藤 広士

 

集合写真

 

 

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