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三重大学医学部付属病院 中央放射線部 |
| 背景&目的 |
脳腫瘍におけるFDG-PETは、悪性度が高いほどブドウ糖代謝が亢進し、悪性度の評価に有用であるとされている。Point Spread Function (PSF)やTime Of Flight (TOF)アルゴリズムを使用した画像再構成は、分解能やコントラストおよびContrast-to-Noise Ratio(CNR)を改善すると報告されている。 またGaussian filterは、平滑化フィルタとしてノイズ除去のために一般的に使用されている。 体幹部FDG-PETでは、PSF+TOFアルゴリズムを使用した再構成条件の最適化が行われている。しかし脳FDG-PET(精査用)においては、Gaussian filterを含めた再構成条件の最適化が十分に行われていない。今回ファントムを用いてPSF+TOFで画像再構成された脳FDG-PET(精査用)におけるGaussian filterの影響を検討した。
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| 方法 |
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ファントム作成
病変を模擬した球体(Hot)の設置
収集 画像再構成
解析
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| 結果 |
| まとめ |



脳腫瘍におけるFDG-PETは、悪性度が高いほどブドウ糖代謝が亢進し、悪性度の評価に有用であるとされている。
大脳病変(右図-上段)-Hot:BG=4:1
大脳病変(右図-中段)- Hot:BG=2:1
脳幹病変(右図-下段)- Hot:BG=1.5:1







