DoseWatchを導入されたご施設の線量最適化の取り組みについてご紹介します。
病院のご紹介
病院名 | 医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院様 |
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病院概要 | 病床数:724床 放射線科医:6名、診療放射線技師:52名 医療被ばく低減認定施設(2011年取得) |
DoseWatch接続装置 | GE社製 Revolution CT 1台 GE社製 Discovery750HD 2台 GE社製 Optima CT580W 1台 |
上尾中央病院様の取り組み
上尾中央病院様では、毎月DoseWatchで収集したデータをCSVファイルで出力し、分析されています。 このデータ分析結果から取り組まれた以下の実例についてご紹介します。
(1)オペレータによる線量のばらつきの平準化(2)時間帯による線量のばらつきの平準化
具体的な実例のご紹介
(1)オペレータによる線量のばらつきの平準化
頭部単純CT検査の平均DLP(mGy・cm)をオペレータごとに算出し、分析した結果を以下に示す。
(2)時間帯による線量のばらつき
日勤帯と夜勤帯と2つの時間帯での各オペレータの頭部単純CT検査の2ヶ月間の平均DLP(mGy・cm)を算出し、分析した結果を以下に示す。
線量最適化に向けて
上尾中央病院様では、DoseWatchを導入されたことで、施設内の線量のばらつきを認識され、そのばらつきの原因を突き止めることで改善できる課題が見つかりました。
このように、DoseWatchは今まで見えなかった線量のばらつきを可視化することで、施設の課題が顕在化できます。
さらに、改善活動の中で教育ツールとして線量に対する意識向上にもご活用いただけると考えております。