病院紹介
当院は、新宿区に1,194床ある大学病院です。新型コロナウィルス感染症が全国的に流行している中、当院では感染症対策専門のチームを発足しました。また、新型コロナウィルス専用の検査体制も整え安心して治療に専念出来る体制の構築に病院の総力を挙げて取り組んでいます。その一つとして中央放射線部では、肺炎スクリーニングのために一般CT検査と動線を完全に分けた感染症対策CTとしてGE製Revolution Maximaを導入し、2020年5月から本格的に稼働を開始しました。患者さんのみならず、診療放射線技師の安全性も担保できる新しい機能を紹介します。
AI技術活用のオートポジショニング
ガントリに装備されたタブレット(TB)から患者情報の取得ができます。 撮影プロトコールを選択するとAI技術を使ったDLカメラが被写体とその距離を認識し、撮影ポジションまでテーブルが進むワークフローが自動になりました。検査後も操作卓のホームボタンを活用し操作卓から寝台を下げることにより、患者さんに直接触れる回数・時間は共に大幅に減少しました。
DLカメラによる自動ポジショニングのメリット
患者の体格情報を元に自動的に位置決め撮影範囲を寝台を下げた状態で決めることが可能となりました。これにより感染症対策のみならず、患者頭部から2m以内に滞在する時間を平均で20秒近く(DLカメラ無しの場合の半分)短縮することが可能となりました。
タブレット操作による検査ワークフロー
ガントリ両側に備え付けられているタブレットには、患者情報の取り込みから撮影プロトコル選択、撮影範囲選択の機能があります。またタブレットに表示される情報はスキャン範囲の他にガントリーに接触する可能性がある部位が赤で表示されるため、ガントリー付近に移動させる前にポジショニングの修正をすることができます。この機能を使用することにより、従来CTで検査室と操作室への繰り返していた往復が解消され、患者の入室から撮影開始までの時間が大幅に減少しました(A)。
現在当院ではCOVID-19対策用として本装置を使用しているため、DLカメラの機能を最大限生かし患者との接触時間の削減を図るフロー(B)にて検査を実施しています。Revolution Maximaはスループット優先(A)、感染症対策優先(B)ワークフローを適宜使い分けすることが可能な装置です。
まとめ
今後もGEの最新型CT Revolution Maximaのポテンシャルを最大限に活かせるように努力していきます。