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Revolution ACT

JB53440JA

※本カスタマーボイスはお客様の使用経験に基づく記載です。
製品の仕様値として保証するものではありません。


販売名称:全身用X線CT診断装置 Revolution ACT
医療機器認証番号: 228ACBZX00005000

院内で高評価だった理由は?

特定医療法人 万成病院
検査科主任 佐武 誠 様



検査時間の短縮、高画質、使い勝手の良い画像処理で、院内でも高評価を得られたRevolution ACT導入後のお話を
伺えましたので、ご紹介します。



病院紹介
万成病院は昭和29年に岡山県岡山市に開設された500床の精神科病院であり、外来では、うつ病など各種こころの病に 対応し、入院は統合失調症・認知症を中心に医療を行います。

また、急性期だけでなく、慢性期・社会復帰を支え、
スタッフの教育・研修を充実し、チーム医療を実践しています。

病院として、地域に根ざし、当事者・家族から選ばれる病院になること、
そして働く者が誇りを持つことができる病院になることを目指しています。


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特定医療法人 万成病院



装置更新の背景
GE社製ProSpeed シングルチャンネルCTを15年間使用していました。

当院の使用状況を考えると、正直「壊れるまで使用しても良い」と 思っていたのは事実です。
実際、シングルチャンネルCTで検査していても不都合は感じませんでした。

しかしながら、15年も使用しているので、 システムの老朽化が進んでおり、メーカーからサービスメンテナンスが
困難になりつつあるという話もありましたので、買い替えを計画することに しました。


   
装置選定から決定まで
CT装置の選定は、当時使用していたGE社製と、国産CTメーカーも選択肢に入れました。

製品価格は重要項目のひとつですが、金額だけではなく、製品スペックと主要機能のバランスなどを考慮した比較を 行い、かつ使い勝手、ワークフロー、ワークスペースなどの現場の声も考慮しました。

今回、選定した Revolution ACTが、販売開始間もない新製品であったことも大きいです。新しいもの=いいものというわけではないですが、CT装置は比較的長く使用する医療機器ですので、製品が新しいほど長く使える、という気持ちもあります。

また、メーカーのサービス体制も選定には大きく関与しました。
長年、ProSpeedシングルチャンネルCTを使用していた わけですが、担当してくれたフィールドサービスエンジニアの対応がとても良かった。

基本的に、サービスエンジニアの方とはメンテナンスやトラブル時にしか接点はないのですが、GEのサービスエンジニアの方々は、しっかりとした作業報告、 そしてユーザー側の意見や要望もしっかりと聞き入れてくれ、非常に満足していました。

競合していたメーカーも、 かなり積極的なセールを行ってきていましたが、最終的には信頼できるメーカー、ということでGEを選択しました。


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GE社製16ch/32スライス CT Revolution ACT


   
本稼働から現在まで
CT撮影において
従来使用していたのがシングルチャンネルCTでしたので、今回の16チャンネルCTでは、CT検査のパフォーマンスが 飛躍的に向上しました。

また、従来のProSpeed CTから 操作画面もやや変更されたのですが、シンプルな操作性のため、すぐに慣れました。

また最新のアプリケーションソフトが搭載されていることにも満足しています。
撮影プロトコルに関しては、主にルーチンにおいて20㎜ ビーム、1.25㎜厚x16チャンネルモードを有効に使用して います。

総括として以下の3つの恩恵を受けていると感じています。


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Revolution ACTの画像処理風景


   
1.撮影速度の向上により検査時間の短縮。 いわゆる患者様の拘束時間が圧倒的に短くなった。

2.体軸方向に薄いスライス厚のデータ収集が可能、 かつ最新のハードウエアやアルゴリズムにより非常にノイズが
少ない画像になっている。
アキシャル断面だけでなく、いわゆるMPR画像(サジタル・コロナル断面)や 3D画質が向上している。

3.非常に使い勝手のよい、MPR・3D作成ソフトウエアにより短時間内での画像処理が可能。



当院はご高齢の患者様が多く、CT撮影時間が短く なることで、患者さまへの負担を軽減できていると考えます。

また、上記 2. と 3. により、CT検査のほぼ全例でMPR 画像を作成し、必要に応じて3D画像を作成しています。 作成にかかる時間はかなり短く、他業務に影響を与える ことはありません。

臨床例を1つ紹介します。顎関節脱臼の疑いでCT検査を施行しました。
撮影自体は数秒で終了し、圧倒的な 画像処理スピードで、検査後すぐに3D、MPR画像を作成できました。
作成された3D画像を確認すると、顎関節の 脱臼は容易に観察することができました。

担当医師からは、整復する手法に対するシミュレーションも可能になるし、患者様への説明も容易になったと高評価でした。


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まとめ
Revolution ACT導入後、当院のCT検査数は院内での高評価の影響もあり、従来と比較して約20%ほど増加しています。

購入した医療機器を最大限有効活用することにより、病院として、地域に根ざし、周辺住民の方々に質の高い医療を提供することを目指したいと思います。