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Lunar iDXA

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PRODIGY Fuga

JB00510JA

※お客様のご使用経験に基づく記載です。仕様値として保証するものではありません。

販売名称 X線骨密度測定装置 Lunar iDXA 医療機器認証番号 21800BZX10007000号
X線骨密度測定装置PRODIGY  医療機器認証番号21500BZY00582000号
PRODIGY は、販売名称X線骨密度測定装置PRODIGYの類型「PRODIGY」のフルサイズテーブル
PRODIGY-Cは、販売名称X線骨密度測定装置PRODIGYの類型「PRODIGY」のコンパクトサイズテーブル
PRODIGY Fugaは、enCORESW V16.sp1以降のVersionを搭載する上記医療機器のニックネームです。
本装置は、クラスII医療機器、設置管理医療機器・特定保守管理医療機器に該当します。

DXA法による 身体組成評価の有用性

女子栄養大学栄養生理学研究室
教授 上西 一弘 先生



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はじめに
Dual Energy X-Ray Absorptiometry(DXA)法は骨粗鬆症の診断、治療において骨量、骨密度を測定するために使用されるが、同時に軟部組織すなわち筋肉量、脂肪量を定量することもできる。
体脂肪率測定のゴールドスタンダードとされる水中体重法との相関も高く、現在広く用いられているインピーダンス法と異なり、体水分の分布状態の影響を受けにくいので、生活習慣病、メタボリックシンドローム対策に使用されることも多い。

更に、海外では、スポーツ選手(アスリート)の身体組成(Body Composition)の評価に積極的に用いられている。
今回は、アスリート、健康な若年女性を対象として、DXA測定の有用性について考えてみたい。



アスリートにおけるDXA測定
どのようなスポーツでも体格はパフォーマンスに対して非常に重要な要因である。身長が高く、体重が重いほうが有利になる競技も多い。しかし、体重は身体全体の総量であり、本来はその中身、すなわち身体組成が重要である。

アスリートにとって体脂肪が多すぎることは、体重の増加につながり、好ましいことではない。それに対して骨格筋は十分に増やしておく必要がある。また、競技によって、骨格筋がより必要な部位も異なる。従って、身体各部位ごとに、その組成がわかるような測定が望ましい。

身体組成計測は、アスリートのトップ・パフォーマンスの維持においても欠かすことのできない、測定項目になりつつある(図1)。


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図2はDXA法(GEヘルスケア社製Prodigy型)による男子陸上長距離選手の測定結果例である。彼らはできるだけ体重(体脂肪)を減らすことが望まれており、一方で下肢の筋肉
は充分に確保する必要がある。また、体重を軽くすること、走るという同一動作を繰り返し長く続けることによる疲労骨折の予防にも対応しなければならない。このような場合に、DXA法による測定は非常に有用となる。


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図3は、ラグビーのフォワードの選手の測定結果である。ラグビーはポジションによって役割が異なり、目指す身体作りも異なる。フォワードの選手は、当たり負けしないしっかりとした身体を作る必要がある。その場合、単に身体が大きいというだけではなく、充分な筋肉が発達していることも重要である。ラグビーの他では、例えば相撲の場合にも、発達した筋肉の上に適量の脂肪を身につけることが大切といわれている。


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このように、スポーツでは身体組成が非常に重要な評価項目となってきている。
横断的にも縦断的にも、DXA法による身体組成測定は有用であるといえる。



DXA法とインピーダンス法
近年、体脂肪率の測定が比較的簡単に行われるようになった。家庭用の体脂肪計も多数販売されている。しかし、現在用いられている多くの体脂肪計はインピーダンス法によって計測されており、体水分の量、分布状態の影響を強く受ける。

インピーダンス法の中でも、最も正確に身体組成を測定できると考えられる機種にInBody(バイオスペース社製)がある。私たちはInBodyとDXAを用いて一般人やアスリートの身体計測を行っている。その一部をここで紹介する。図4は女子大学生を対象とした際のDXAとInBodyの測定結果の相関である。相関係数は0.904と非常に高い相関を示しており、両測定値の差も大きくは無い。図5は男子のアスリートを対象とした同様の結果である。両測定による体脂肪率の結果の相関は0.357であり、DXAによる測定の方がInBodyよりも低値を示す傾向にある。


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また、表1に示すように、測定結果を縦断的にみると、InBodyの方が変動が大きくなる。これは他のインピーダンス法よりも少ないとはいえ、体水分分布状態の違いによる、日内変動のためと考えられる。従って、アスリートにおいて身体組成の経時的な変動を、より詳細に検討する場合には、DXA法が優れているといえる。


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隠れ肥満
最近の女子大学生の体格は細身の者が多く、肥満者は少ないように思われる。しかし、肥満の本当の定義は「体脂肪の過剰蓄積」であるので、単に身長と体重からだけでは判定できない。そこで、身体組成の測定が重要となる。
ここで女子大学生を対象とした測定結果を紹介する(表2)。


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対象は栄養学を学ぶ健康な女子大学生209名で、平均年齢は18.9歳である。身長、体重を測定、BMIを算出した。BMIは18.5未満がやせ、25以上が肥満と判定される。同時に、DXAによる測定を行った。BMIの平均値は21.5で、25以上で肥満と判定されたものは19名(9.1%)であった。しかし、DXA法で体脂肪率が30%以上であったものは80名(38.3%)も存在した。現在の女子大学生では、外見上はスリムでも、筋肉量が少なく、いわゆる隠れ肥満が多いことが確認された。ちなみに、やせの方を見ると、BMI18.5未満の者は21人(10%)存在したが、月経が止まってしまうような体脂肪率が10%をきるような者はいなかった。



まとめ
骨塩量、骨密度だけではなく、身体組成(特に脂肪と除脂肪、すなわち筋肉量)と、その分布がわかるということが、DXA法の長所の1つである。また、長期に脂肪量、徐脂肪量のモニタリングが容易に行えることから、アスリートマネージメント面からも非常に有用な手法である。今後、DXA法の体組成計測の重要性は、アスリートにかかわらず、肥満や一般のダイエットマネージメントや体組成にかかわる疾患のマネージメントに非常に有用な方法であると思われる。




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