関連製品

ge-healthcare-lunar-idxa-series1.jpeg

Lunar iDXA

fuga_hero.jpg

PRODIGY Fuga

※お客様のご使用経験に基づく記載です。仕様値として保証するものではありません。

Lunar iDXA  販売名称:X線骨密度測定装置Lunar iDXA
医療機器認証番号:21800BZX10007000

PRODIGY Fuga  販売名称:X線骨密度測定装置 PRODIGY
医療機器認証番号:21500BZY00582000
PRODIGY FugaはenCORE SW V16.sp1以降のVersionを搭載する
上記医療機器のニックネームです

iDXAの使用経験(放射線科)

住友病院 診療技術部 放射線技術科
診療放射線技師 谷口 正成 先生



Q1:初めに施設の紹介をお願いします。
住友病院は1921年に開設され、新病棟になってからは12年になります。住友グループ各社の従業員ご家族に止まらず、広く一般の方々にも質の高い診療を提供することを目的とした地域の中核病院としての役割を果たす特定機能病院で、病床数は499床です。診療の効率化を計る目的で、腎センター、糖尿病代謝センター、呼吸器・循環器センター、消化器センターなどの別のセンター方式が機能しています。それらに加えて日帰り手術センターの拡充、さらに人間ドックの充実をはかり様々なニーズに応えられるよう努力と改善を行っている病院です。


Experience_taniguchicv_06_01.jpg



Q2:ご自身のキャリアについてご紹介ください。
住友病院に勤務して約14年になります。現在は一般撮影系全般、MRI検査、骨密度測定を担当しています。骨密度は旧装置のころから含めて10年ほど携わっています。iDXAは昨年秋に導入しましたので、使用して約一年になりますね。


Experience_taniguchicv_06_02.jpg



Q3:装置更新に際し、iDXAを選ばれた理由などをお聞かせいただけますか。
以前のファンビーム型の装置の老朽化に伴い更新を検討していました。旧装置の後継機を選択することも考えたのですが、GEのDXA装置を紹介され操作性の良さなどに惹かれました。当初はPRODIGYを検討していたのですが、iDXAで撮影した腰椎・大腿骨などのイメージを見て、その画質の良さに驚いた記憶があります。DXA装置は骨密度を測る装置で、画像は二の次だと思っていたのですが、iDXAのイメージは腰椎の圧迫骨折なども良くわかり、これなら解析の精度も間違いなく上がると思いました。

またサービス体制の良さも選んだ一因です。CTやMRIなどでGEのサービスの良さ、迅速な対応と技術力の高さも含めてよく分かっていたので、骨密度にも同じことが期待できると思いました。もちろん営業の方が熱心だったということもありますが(笑)。


Experience_taniguchicv_06_03.jpg



Q4:実際に使用されての感想はいかがですか。
まずオペレーションに関してですが、最も評価しているのは解析です。オート解析の上に解析時間が非常に早く、まったくストレスがありません。測定精度の妨げとなる体内金属に対して旧装置ではROIの設定にかなりの時間を費やしていましたが、現在はオートなので非常に楽です。また担当技師は3人いますが、以前の場合は技師によって測定値に大きな差が見られることもしばしばありましたが、iDXAは誰が測定しても高い再現性が得られていると思います。



Q5:ルーチンの測定部位を教えていただけますか。
腰椎正面に大腿骨片側がベースです。それにオーダーによっては前腕骨もセットオーダーの場合もあります。腎臓内科や内分泌内科などは全身体組成と組合わせたセットオーダーも可能です。また、場合によってですが腰椎側面も測定しています。



Q6:スループットはいかがでしょうか。
以前は8時45分から11時15分の午前中に8枠で運用していましたが、予定時間内に終わらない事もありました。iDXAを導入して以来、時間的余裕をもって問題なく測定を終えています。今後は一般撮影同様に予約枠をなくしてオーダーごとに測定を受けようかと検討しているところです。それくらいスループットは良いですね。検査時間が短くなった最大の要因はOneScanですね。腰椎から大腿骨のポジション変更には大変時間が掛かっていました。それがなくなったのですから速くなって当然と言えます。そしてやはり患者さんの負担が軽減されたことも大きいですね。以前の装置を知っている患者さんからは「時間が早くなって楽になった」と喜ばれています。



Q7:旧装置からのデータ移管についてはいかがですか。
実は更新の際に色々と議論がありました。やはりデータを優先すべきで装置メーカーを変えるべきではないという意見もありましたが、最終的には使い勝手や新しいアプリケーションなどを重視して決めたと言えます。ですからデータ移管後の測定に不安があったのも事実です。しかし使い始めてみるとほとんど指摘はなかったですね。


Experience_taniguchicv_06_04.jpg



Q8:GE装置に望むことがあればお聞かせください。
ほとんど不満はないのですが、強いて言えば、足の固定具が日本人向きではないような気がします。日本人の高齢者には少し幅が広いですね。当院ではここだけは旧装置のものを改良して使用しています。それから体組成について言えばもうすこし患者さんにわかりやすいレポートが欲しい。なかなか難しいのでしょうが体組成にも明確なエビデンスがあると良いと思います。DXA装置は脂肪量や筋肉量の経時的変化を追うこともできるので、リハビリの評価、ダイエットなどのスポーツ健康医学の分野などまだまだ使用できる分野が広がると思いますよ。新しいアプリケーションを期待しています。