※お客様のご使用経験に基づく記載です。仕様値として保証するものではありません。


2006年から使用しているPET/CT装置を更新する際の条件として、1日に多くの検査数が可能になるよう、『 短時間検査が可能であること 』に重点を置いて選定を行ないました。『 Discovery IQ 』は体軸方向における検出器幅が広く、感度が良いこと、さらに、呼吸同期撮像がデバイス無しで可能であるため、受診者の入退室も含めた短時間検査が可能であると判断しました。画質もQ.Clearの働きにより、短時間撮像でも微少病変の描出が可能であること、ノイズの少ないクリアな画質に魅力を感じました。
また、読影端末のワークステーションには、多岐に及ぶ集積がある場合でも、自動でSUVの順位付けが可能なPET VCARを使用することによって、読影時間の短縮が可能であることが購入の決め手となりました。今回はその使用経験を、沖縄よりお伝えします。
Discovery IQにはデバイスレス呼吸同期(以下、AM edition)が収集中に自動で組み込まれるようになっています。従来は1cm未満の集積は分からないと言われていたのですが、AM editionのおかげで肺内の4 mm程度の小結節の集積が分かることがあります。以前はCT画像上のみで小結節があることを読影レポートに記載するだけでしたがPET画像上でもはっきりと小結節への集積が確認出来るため、解像度が向上し、精度が良くなっていることを感じています。また、AM editionは呼吸の動きによる集積のブレが抑えられ、ブレの少ないPET画像を作成できるので読影のストレスも軽減しました。FDGのてんかん検査も2~3か月に一回の頻度で検査を実施していますが、従来機に比べると頭部のPET画像でも画質向上を実感しています。




当院ではDelay収集を生理的集積との鑑別を目的に行うことがあります。Delay収集の頻度はDiscovery IQによる画質向上効果もあり、全体の約3%程度と少なくなりました。実際にDelay収集を行った際にはDelay用のレイアウトでEarly画像との比較読影をしていますが、AW Server上でEarly画像、Delay画像のスライス位置調整を自動で精度よく実施してくれるので便利だと思います。
また、読影に役立つAW Server上のアプリケーションとしてPET VCAR、Bone VCARのアプリケーションを使用していますので、その活用例を紹介します。
・PET VCAR
悪性リンパ腫や多発骨転移においてSUVが一番高い集積を見つけるのにPET VCARの多病変検出機能を利用しています。PET VCARでは病変を抽出するためのSUV閾値とその適応範囲を設定することによって、複数の病変を自動で抽出してきてくれます。最終的にサマリーテーブルを使用することで、複数のVOIの中で最もSUVが高い病変をすぐに確認出来るようになりました。この機能により、多病変の症例においてSUV測定が簡便になりました。
以前使用していたビューワーでは高い集積を複数箇所手動でSUV測定をし、その中でSUVが最大の集積を読影レポートに記載していました。この場合は多くの時間がかかっていましたが、PET VCARを使用することによって読影効率が向上しました。多いときには1日1例程度、悪性リンパ腫の症例があるので、日々有効活用しています。


・Bone VCAR
Bone VCARとは、読み込んだCT画像から椎体の番号を自動でラベリングしてくれる機能です。椎体に圧迫骨折がある場合や異常集積がある場合に使用しています。読影レポートを作成する際に集積位置を椎体の何番目にあるかを記載することがありますので、その際に自動でラベリングする機能が役に立っています。





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