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肺保護換気における推奨事項に関して


Lung-protective ventilation for the surgical patient: international expert panel-based consensus recommendations


British Journal of Anesthesia掲載論文



術後の肺合併症は頻繁に発生し、これが羅患率や死亡率に実質的な影響を与える事が知られています。* 全身麻酔中の肺保護換気を実施する事で、このリスを低減できる可能性があると言われていますが*、一方で全身麻酔中の肺保護換気(LPV)を実⾏するための、明確で実装可能なプロトコルは殆ど確立されていませんでした。* GE Healthcareは、麻酔科の先生との情報交換から、「全身麻酔中の肺保護換気(LPV)に必要なコンセンサスの取れた指標が必要とされている」という顧客ニーズが多くある事を学び、これを解決するため、Duke大学のDr, Chris YoungとCRNAのErica Harrisと共闘して、外科患者に対するコンセンサスのとれた肺保護換気(LPV)の指標設立を目指し、世界の呼吸管理のエキスパートである麻酔科医の先生方と協議するコミュニティを発足、科学的根拠に基づいた議論を進めました。
今回、ここで論議された「全身麻酔時の肺保護換気(LPV)に考慮すべき事項」が、掲載論⽂にて公開されましたのでご案内申し上げます。
この論文が、各病院での独自の肺保護換気(LPV)のプロトコル開発において、広く⿇酔学コミュニティに役⽴つと考えております。
肺保護換気(LPV)を促進する代表的な⿇酔科医の先⽣⽅と協⼒してこの⽬標を達成することを⾮常に誇りに思っており、
ご活用頂けることを大変うれしく思っております。

*Lung-protective ventilation for the surgical patient: international expert panel-based consensus recommendations British Journal of Anesthesia より





British Journal of Anesthesia掲載論文リンク