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超高齢化社会にある本邦では中高齢者女性に骨粗鬆症患者が増加傾向にあると言えます。その環境下で産婦人科領域で骨粗鬆症の早期から診療するために2014年2月にGE社製DXA骨密度測定装置PRODIGY-Cを導入された宮崎県都城市の北原医院 産婦人科 吉山賢一先生から「装置の導入と北原医院における骨粗鬆症診療」、「骨粗鬆症治療薬、北原医院における骨密度測定の測定結果の報告」、「(GE社製DXA骨密度測定装置PRODIGY-C)装置の操作性について学会発表の紹介」を3回に分けてご紹介させていただきます。 |
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DXA(デキサ)X線骨密度測定装置 お客様の声 PRODIGY-Cを用いた産婦人科診療所での骨粗鬆症管理(第1部) |
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![]() 第3部はこちら |
<PRODIGY-C導入まで> | ![]() |
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当院は、1964年に父、吉山政敏が、北原産婦人科医院として開業し、1998年、更年期女性の内科診療を取り入れ、北原医院と変更しました。同じ頃、前腕骨専用の骨密度測定機を導入しておりました。 2001年、私が赴任し、最初は、父と共に通常の産婦人科診療をしていました。2008年、妻で、産婦人科医の吉山登志子が加わり、女性医師外来を始め、私の外来診療は、骨粗鬆症などの更年期外来に専念することとなり、2014年2月末に、操作性を考慮し、GE社のPRODIGY-Cを導入いたしました。腰椎や大腿骨を計測可能な装置の導入により、より質の高い骨粗鬆症管理が可能になりました。 |
<当院の骨粗鬆症診療> | ![]() |
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骨密度検査までの流れは、まず、妻の女性医師外来が、当院の外来診療のメインです。その中で、主に婦人検診に来られ、1週間後に検査結果を聞きに来られた際に骨密度検査をお勧めします。妻が、PRODIGY-Cの製品写真パネルをお見せしながら、検査の方法、費用等を説明します。同意が得られた方が、私の方に回られます。産婦人科には、高齢者でも、足腰の比較的お元気な方が来られている場合が多いので、早期の介入により、骨粗鬆症による骨折の予防が、おおいに期待出来ると確信しております。
当院での骨密度検査は、基本的に腰椎L1-L4と大腿骨近位部の骨密度を測定します。被検者の情報を操作部に入力後(写真1)、被検者には測定台に仰臥位で横になって頂き、大腿骨頚部DXA測定目的で両足を内旋固定し、次に腰椎DXA測定目的で、アームを動かし、臍下二横指にマーカーを合わせます。操作用PCよりアームを動かして、腰椎L1-L4、左大腿骨頚部を連続的に測定し、スループットで5分前後です。 撮影日:平成26年09月05日 使用機器:GE社 PRODIGY-C 使用開始日:平成26年02月21日 使用場所:北原医院 X線室 撮影時間:3分(1分に編集) 高齢者では、腰椎の骨硬化、骨棘、変性などによる変形性脊椎症の影響により、骨密度が高くなる可能性がありますので、大腿骨近位部と比較して、低い方を治療の適応に採用しています。 正常の方(若年成人平均の80%以上)は、1年後の再検査を指導します。骨量減少の方(若年成人平均の71~80%未満)は、FRAX ® (WHO骨折リスク評価ツール)を計算します。FRAX®が15%未満の方は、6ヶ月後の再検査を指導します。 骨粗鬆症の方(若年成人平均の70%以下)やFRAX®が15%以上、脆弱性骨折の既往歴のある方は、治療の必要性について説明します。説明は、検査結果のグラフでレッドゾーンにあること、FRAX®の計算機の値が15%以上であること、脆弱性骨折の既往のある方は治療の対象であること等を示し、治療しなかった場合の危険性として、放置すると、亀背になり、さらに、腰椎骨折を招くことや、大腿骨頚部骨折で、寝たきりになることなどです。経済的な面や、副作用等に対しての不安があり、治療を希望されない方には、無理には、お勧めしていませんが、再検査はご指導します。
今回は、ここまでとさせていただきます。次回は当院で投与している治療薬と2014年2月から開始した骨密度測定の結果について御紹介させていただきます。 高齢化が急激な速さで進んでいく本邦では、今後骨粗鬆症の患者も急増すると考えられます。そのような中で、当院はより早期に骨粗鬆症への対策が可能な婦人科領域での取り組みは、重要と考えております。今後とも診療に日々尽力して参ります。ご精読、どうも有難うございました。 ※お客様の使用経験に基づく記載です。仕様値として保証するものではありません。 |
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