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 核医学検査装置 お客様の声
 速報:アジア初、GE製Digital PET/CT Discovery MI稼働像
 ~Digital PET/CT vs Discovery 610 (D600 Upgrade with Q.Clear) ~

 

厚地記念クリニック PET画像診断センター
院長 陣之内 正史 先生

このたび、アジアで初めてのGE製Digital PET/CT Discovery MI(以下、DMI)を導入しました。以前のスマートメールで提示しましたように、DMIはノイズがなく解像度の高い、当に理想として求めいていた画像が得られました。その後、以前から使用していたD600をアップグレードしD610となり、Q.Clearでの再構成が可能となりました。今回は、アップグレードしたD610がどこまで理想の画像に近づいたか、両者の比較を含めて供覧します。
一言でいうと、D610の全身MIP画像は、良く見ないとDMIの画像と見間違えるほどに改善されました。D600元来のハードウェアの能力とともに画像再構成の能力を再認識される画像となっています。尤も、小さい病変の描出や、脳の微細構造の描出については、分解能の高いDMIに軍配が上がります。

【Q.Clear】
Q.Clearは、十分に収束するまで繰り返し演算が行えなかった従来の画像再構成に対し、FDGの集積値の信頼性を高める為に従来の10倍の繰り返し演算を行い、十分に収束させて値のばらつきを抑える画像再構成です。十分な繰り返し演算を行うためのノイズ低減技術として既に逐次近似画像再構成の当初から提唱されていたBSREM(Block Sequential Regularized Expectation Maximization)のアルゴリズムが開発され、計算機の高速化ともあいまって臨床利用に耐えられる短時間画像処理が可能となりました。
その結果、FDGの集積の値の信頼性を高めるとともに、繰り返し演算の増加にともなうノイズの増加を抑え、信頼性の高い値と高画質が両立されています。

 

 <症例1>

D610バージョンアップ VPHDとQ.Clearとの比較: 咽頭癌とリンパ節転移

症例1-1

症例1-2

症例1-3

症例1-4

 

 <症例2>

D610バージョンアップ VPHDとQ.Clearとの比較:乳癌の小さい胸壁皮膚転移再発

症例2-1

症例2-2

 

 <症例3>

DMIでVPHDとQ.Clearとの比較:左肺癌と多発肺小結節

症例3-1

症例3-1

 

 <症例4>

D610のVPとQC、およびDMIの比較:正常例(DMI撮像→D610撮像)

症例4

 

 <症例5>

D610のVPとQC、DMIのVPとQCの比較:多発肺転移(DMI撮像→D610撮像)

症例5-1

 

 <症例6>

脳画像D610(VPHD, Q.Clear)とDMI(Qclear)の比較(DMI撮像→D610撮像)

症例6-1

症例6-2

症例6-3

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